他の現像ソフトとのRAWデータの食い違い


こちらには初めて投稿します。よろしくお願いします。

これまでrawデータの現像にはニコンのviewnx2というソフトを使っていました。

最近、lightroom 6を使用して現像するようになったのですが、撮影してきた画像を読み込むと双方のソフトで表示される画像が一致しません。

lightroom 6で読み込むと画像の一部がにじんみ(?)でいるように見えます。

 

112.png

111.jpg

 

上がviewnx2で、下がlightroomです

 

rawデータの再読み込みとlightroomのアップデートを行ってみたのですが結果は変わらず...

 

解決策のわかる方がいましたらよろしくお願いします。

rawデータを現像出来るソフトはたくさんありますが、メーカーによりすべて色や解像が異なります。
それはrawを解析して展開する際の画像エンジン、解析アルゴリズムの違いによるものです。
なので、lightroomで開いた初期状態と、viewnx2で開いた状態で結果が違うのは、致し方ないところです。

 

また、viewnx2をお使いということはニコンのカメラをお使いだと思いますが、メーカー純正ソフトの場合はカメラの設定項目、例えばレンズの収差補正、シャープネス設定、ノイズ軽減設定な どがソフトにも反映されて開きますが、lightroomはそれらのカメラ設定のパラメータは読み取れませんので、カメラ設定は反映されません。

従って、現像の調整項目を使って、画像調整を追い込んでやる必要があります。

画像調整の追い込みを「最適化」と言うならば、lightroomは「最適化されていないのが初期状態」ということになると思います。

 

投稿された画像を拝見するところ、色調がかなり異なりますね。
lightroomの方が色が濃い感じですが、階調がやや飽和気味、viewnx2のほうは色は薄いですが、なめらかな階調で色のつながりも良く、ディテールも失われていないように見えます。

階調に関しては、メーカー純正ソフトの方が良いと思います。

 

lightroomの初期状態では、adobestandardというカメラプロファイルが適用されて開きます。
adobestandardというのはその名の通り、adobeが解析したrawの色作りプロファイルです。
つまりadobe色で開きます。

それに対して、ニコンのカメラであれば、ニコンのピクチャーコントロールを模したプロファイルを当てることも出来ます。

現像モジュールで右パネルの一番下、カメラキャリブレーションの中にカメラプロファイルという項目があり、adobe standard以外のカメラプロファイルにも切り替えることが出来ます。
ただし、これらのプロファイルも、ニコン純正のものではなく、adobeがニコンのピクチャーコントロールの色に近づけようと作ったシミュレーションのプロファイルです。

adobe standardよりはニコン色に近づくかも知れませんが、これも完全に同じにはなりません。

 

ということでソフトによってrawデータの表示は異なります。

好みにも寄りますが、私の主観では、lightroomよりもメーカー純正ソフトの方が階調表現は優れていると思います。

ですが、ハイライトやシャドウのリカバー、部分的な調整、明瞭度やかすみの除去などの独自調整項目など、lightroomには純正ソフトにない機能もあります。

どちらが良いかは、ご自身の判断にお任せします。



LIGHTROOM CLASSIC CC (Japan) でのその他のディスカッション


adobe

Comments

Popular posts from this blog

after effects warning: unable to create drawing surface

Maximum number of authorizations reached!